本文へスキップ

質問

ShipFast の代替は? 無料・有料の SaaS ボイラープレート 7 つを比較

公開日:· 2分で読めます· Anton Shubin

要点

  • ShipFast は買い切りで 199〜299 ドル。1 人のユーザーが払うプロダクトに向いています。
  • 無料で MIT ライセンスなら、Seed、Open SaaS、ShipFree、Next.js SaaS Starter があります。
  • 顧客がチームなら、グループ・ロール・メンバー単位の課金が最初から入ったものを選びましょう。
  • ShipFast は翻訳機能を掲げていません。Seed は日本語を含む 9 言語に対応しています。

ShipFast の主な代替は、MIT ライセンスの無料スターター(Seed、Open SaaS、ShipFree、Next.js SaaS Starter、Ixartz の SaaS Boilerplate)と、より高価な有料キット(Makerkit、Supastarter)です。どれが ShipFast より合うかは、ひとつの質問で決まります。お金を払うのは個人ですか、それともチームですか。ShipFast は前者向けに作られていて、ほかの選択肢は後者をどこまで用意しているかで違いが出ます。

私は 7 つのうちのひとつ、Seed の開発者なので、中立ではありません。だからこそ、ほかの製品についての事実はすべて出典ページにリンクし、ShipFast を選ぶべき場合も正直に書きました。各ページは 2026 年 11 月 3 日に確認しています。古くなった情報があれば issue で教えてください。すぐ直します。

ShipFast には何が入っているのか

ShipFast は Marc Lou 氏による Next.js のボイラープレートです。販売ページによると、Starter が 199 ドル、All-in が 249 ドルの買い切りで、講座 CodeFast 付きは 299 ドルです。Google またはマジックリンクでのログイン(NextAuth)、MongoDB か Supabase、Stripe か Lemon Squeezy での決済、Mailgun か Resend でのメール送信、ブログと SEO 用の仕組みが入っています。

ライセンスでは商用を含めてプロジェクト数は無制限ですが、テンプレート自体の再販売や再配布は禁止で、コードの権利は ShipFast 側に残ります。オープンソース化については記載がないので、公開する前に確認してください。

販売ページに載っていないもの:グループや組織、ロール、二要素認証、パスキー、管理画面、多言語対応。個人向けのツールなら困らないかもしれません。B2B なら、それだけで最初の 1 か月分の作業です。

ShipFast と代替候補の比較表

テンプレート 価格 ライセンス 技術スタック チームとロール ホスティング
ShipFast 199 または 249 ドル(買い切り) 有料、再配布不可 Next.js、MongoDB または Supabase 記載なし 無料の選択肢として Vercel
Seed 無料 MIT Deno、Hono、Fresh、Preact、Postgres あり(メンバー単位の課金) 自前の Linux サーバー 1 台、Docker Compose
Open SaaS 無料 MIT Wasp(React、Node.js、Prisma)、Postgres 記載なし Railway か Fly.io にコマンド 1 つ
ShipFree 無料 MIT Next.js、Bun、Drizzle、Postgres 記載なし Vercel または Docker
Next.js SaaS Starter 無料 MIT Next.js、Drizzle、Postgres Owner と Member Vercel
Ixartz SaaS Boilerplate 無料(有料版あり) MIT(無料版) Next.js、Clerk、Drizzle あり 記載なし、Node.js 24 以上
Makerkit 299 または 599 ドル(買い切り) 有料(Lite は MIT) Next.js、React Router、TanStack Start あり 記載なし
Supastarter 349〜1,499 ドル(買い切り) 有料 Next.js、Nuxt、TanStack Start あり(席数課金) Vercel、サーバーレス、Docker

「記載なし」は、その製品のページに書かれていないという意味で、追加できないという意味ではありません。Makerkit は割引後の価格で、定価は 349 ドルと 649 ドルです。Ixartz の無料版には Stripe がなく、決済は有料版の Pro と Max に含まれます。

日本語のプロダクトを作るなら

日本のユーザー向けなら、翻訳の仕組みが最初からあるかどうかで手間が大きく変わります。ShipFast の販売ページは多言語対応を掲げていません。ShipFree は英語・フランス語・スペイン語です。Seed はアプリ、管理画面、Web サイト、メールまで 9 言語に対応していて、日本語も含まれます。

決済については、Stripe は日本の事業者に対応しています。Seed の決済は Stripe のみです。

ShipFast にいちばん近い無料の代替は?

ShipFree は発想をもっとも素直に受け継いだものです。ShipFast の代替を名乗る無料の Next.js キットで、現在は Bun、Drizzle、Better Auth を使い、Stripe に加えて 5 つの決済サービスに対応しています。GitHub のスターは約 1,700 です。

Open SaaS はこの中でもっとも人気のある無料テンプレートで、スターは約 16,200 です。Wasp フレームワーク上に作られ、管理ダッシュボード、S3 へのファイルアップロード、Stripe・Polar・ Lemon Squeezy、ドキュメントサイトが付いています。

Next.js SaaS Starter も約 16,200 スターで、あえて小さく作られています。メールでのログイン、Stripe Checkout、Owner と Member のロールを持つチーム。午後のうちに読み切れる量です。

顧客がチームの場合はどれを選ぶ?

Seed がもっとも強いのはここです。登録したユーザーには必ずグループができ、グループには閲覧者から所有者までのロールがあり、Stripe がメンバー単位で課金するので、料金はチームの人数についていきます。ログインは完成しています。パスワード、パスキー、メールのサインインリンク、Google と GitHub、認証アプリによる二要素認証。専用ドメインの管理画面では、ユーザーを探し、返金し、すべての操作を監査ログに残せます。アプリはオフラインでも動き、リアルタイムで更新されます。

すべてが借りたサーバー 1 台の上で、Postgres や監視と一緒に Docker Compose で動くので、費用はトラフィックで増える従量課金ではなく毎月の固定額です。Seed は無料の MIT ライセンスで、作ったものは販売もフォークも公開も自由です。完全な比較表では 6 つのスターターを 19 の機能で比べています。有料キットでは Supastarter と Makerkit も組織機能を持っています。

それでも ShipFast を選ぶべきなのは

  • Next.js と React で開発していて、そのエコシステムから離れたくない。
  • 個人向けに売るもので、ランディングページ・決済・ブログを今週末に公開したい。
  • 大きなコミュニティがほしい。Discord(販売ページによれば 5,000 人以上)と講座も購入に含まれます。
  • 今すぐ Lemon Squeezy が必要。Seed は Stripe のみで、merchant of record 型の決済サービスは検討中のアイデア(#584)にすぎません。
  • Vercel やサーバーレス関数にデプロイしたい。Seed には自分で管理するサーバーが必要です。

Seed のリスクも正直に書いておきます。始まったばかりのプロジェクトでメンテナーは 1 人、現時点では Deno で動いていて、Node.js と Bun への対応はこれからです。

10 分で決める手順

  1. 誰が払うかを書き出す。個人か、管理者のいるチームか。
  2. チームなら、比較表からグループとロールのないものを消す。
  3. 日本語化と決済の手間を見積もる。
  4. 1 円でも払う前に、デモかリポジトリを開いて実際に登録してみる。

Seed のデモは、架空の人物とデータで動く「初日に手に入るアプリ」そのものです。app.seedsaas.com で試してから、運用にかかる費用も確認してみてください。

次の記事をメールで受け取る

新しい記事が出たときや何かをリリースしたときに、短いメールをお届けします。メールで一度確認するだけで登録でき、購読解除もワンクリックです。

すべての記事